こんにちは!ヤッシーです。
自分史ラジオというポッドキャスト番組を運営しています。
今日はみうらじゅんさんの『親孝行プレイ』という本をご紹介します。
「親の自分史を聞く」ことは多くの人にとって照れ臭かったり面倒な行為かもしれません。
今回ご紹介する『親孝行プレイ』を読むことで、抵抗感を軽減して親孝行に取り組んでください。
書名: 親孝行プレイ
紹介する本『親孝行プレイ』のポイント
この本は、照れずに親孝行をするための具体的な方法を紹介したハウツー本です。
「偽善でもいい。まずは行動」という名言は、親孝行だけでなく他の場面でも役立ちます。
当番組「自分史ラジオ」が大きな影響を受けた、老若男女必読の一冊です。
『親孝行プレイ』の著者、みうらじゅんとは?(Wikipediaより)
みうらじゅん (本名:三浦 純、誕生日:1958年2月1日)は、日本の漫画家、イラストレーター。
血液型:AB型、ニックネームはMJ、じゅんちゃん、みうらさん。
妻はシンガーソングライターのbird。 (Wikipediaより)
「ゆるキャラ」や「マイブーム」といった言葉を作ったことでも有名ですね。 僕(ヤッシー)は、学生時代にみうらじゅんさん、いとうせいこうさんの著作を読んでサブカルにハマりました。
『親孝行プレイ』を読むメリット
親孝行をしたいと思っても、照れやイラッとする感情が邪魔になって行動に移せない人にとって役立つこと間違い無し!
特に、プレゼントや旅行、実家への帰省など、具体的なシチュエーション別になっているので、第一歩を踏み出しやすいでしょう。
偽悪的な表現にはみうらじゅんさんのシャイな一面が見え隠れするので、読み物としても面白く楽しめます。
みうらじゅん『親孝行プレイ』の目次
第1章 親孝行宣言―親孝行家になるために
第2章 親孝行プレイ1―親孝行旅行
第3章 親孝行プレイ2―帰省のテクニック
第4章 親孝行プレイ3―妻活用法
第5章 親孝行プレイ4―孫活用法
第6章 親孝行プレイ5―父親にも花束を
第7章 親孝行プレイ6―親孝行寿司
第8章 親孝行プレイ7―友活用法
第9章 母親はいつまでも恋人―私はいかにして親孝行家となったのか
(以上、 紀伊国屋書店 ウェブサイトより引用)
『親孝行プレイ』から良かった文章を引用
誰よりも気を遣い、誰よりもサービス精神を持ち、誰よりも接待感覚を忘れてはならないのだ。そう、親を喜ばせるという行為は、もはや「心の問題」ではなく、実際にどう行動するか──つまり「プレイ」の一環なのである。心に行動が伴うのではなく、行動の後に心が伴うのが、現代の親孝行なのだ。
ある程度の年齢になったとき、親がもっとも喜ぶトークとは「自分の子供はいかに頑張ってるか」なのだ。親孝行プレイは奉仕プレイ。諸君自身の恥ずかしさや照れはこの際、忘れなくてはならない。
また、父親の話を聞く際の心構えとしてこう説いています。
「オレの年のとき、何してた?」これがもっとも無難な質問であろう。(略)
「いま話している人は話を聞きたい人である」と思い込むことだけがこの問題の突破口なのである。(略)
そんな取材記者気分になってみれば諸君の質問も淀みなく出てくるのではないかと私は信じている。
この文章は、自分史ラジオのコンセプトを考えていた頃に心に留めた言葉です。
自分の親に対して、取材感覚であれば恋愛バナシも聞くことができます。上級者になると、両親が出会う前の元カレ元カノの話題も面白がって聞くことができるでしょう。心から応援しています!レッツ・プレイ!
みうらじゅん『親孝行プレイ』の感想
「親孝行はプレイである」と割り切り、「親というお客さんを喜ばせる」という切り口で親孝行を提案した本がかつてあったでしょうか。
真心や相手を思う気持ちは確かに大切だけど、まずは偽悪的に「これはプレイだ」と自分に言い聞かせることで照れを克服する手法は見事。
親孝行だけでなく、面接や上司との会話、マッチングアプリの初対面相手など、気後れしてしまうコミュニケーションに対して、「プレイ」と割り切るテクニックを教えてくれる名著です。
みうらさんの盟友であるいとうせいこうさんとのエピソードが面白く紹介されており、親友であるおじさんふたりの仲の良さも堪能できます。
親孝行だけでなく、全てのコミュニケーションに活用できるテクニック満載の名著!
老若男女必読です!!
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